パリの代表的な美術館の一つ、「グラン・パレ」の一角にできたレストランをご紹介します。
シャンゼリゼ通りからアンヴァリッドに向かってセーヌに架かる「アレキサンドル三世橋」の角に、ゆったりと建てられた「グラン・パレ」と「プチ・パレ」という大変大きな建物があります。
2つとも19世紀後期にパリ博覧会の為に建てられ、
今は季節毎に話題の展覧会を開く美術館になっています。
上の写真は「プチ・パレ」、
昨年はイヴ・サンローランの回顧展で注目された美術館、常設展示では古代ギリシャからアールヌーオヴォーの時代の装飾芸術があり、こちらも一見の価値ありです。
そして下の写真の金色の鷲がのっているのが「アレキサンドル三世橋」、
ロシア皇帝の名前です。
上の「プチ・パレ」の向かいにある「グラン・パレ」の角、
こちらがレストラン「 ミニ・パレ 」の入り口です。
この階段を上がって行きます。
エントランス、 中央の扉から入ります。
中は荘厳な石造りと高い天井、それにモノトーンのモダンなインテリアでとても素敵な雰囲気です。
美術館のレストランらしく、真っ白な彫刻が所々に・・・
テーブル間隔も広くとられ、隣の人が気になりません。
凱旋門があり、シャンゼリゼ通りから入ってすぐ、という観光の中心地にありますが旅行者は少なく、お客様は殆ど現地の人々のよう
お洒落をした人々がゆったりとディナーを楽しんでいました。
メニューの文字も可愛く、
注文前には沢山のパンが出てきました。
写真の蝋燭の向こうに見えるキャンディーのような紙包みはバター、
フランスではパンにバターが付いてくる事は少ないのですが、ここは「ドゥミ・セル」という塩入バターが付いてきました。
これも持って帰りたい程美味しいバターでした。
その上「パン・ド・フロマージュ」(チーズブレッド)です、と差し出されたデニッシュ。
これも食前でしたが、あまりの美味しさにシャンパンと一緒にメインがくる前に食べてしまいました。
アラカルトで、前菜・メイン・デザートで50〜70ユーロ、+フロマージュやワインも取れますが、ディナーならパリのビストロ価格です。
お店の雰囲気やギャルソン達のてきぱきとした対応、美味しい食事で大満足のレストランですので、パリに来られる場合はぜひ足を運んでみてください。
お昼には前菜・メインで30ユーロくらいのセットメニューがありますし、気軽に1品だけでも頼めます。
お肉やお魚も新鮮で美味しく、量も多くはないので日本人でも全部食べれます。
今回は取りませんでしたがデザートも美味しそうでした。
メニューで驚いたのは「トリュフソースの鴨とフォアグラのバーガー」!
なんとも贅沢な1品ですね。
毎日午前10h00~翌朝午前2h00まで開店、外にはテラス席もあり夏も楽しそうです。
Le Restaurant Mini Palais ◆ ル・レストラン・ミニ・パレ ◆
http://www.minipalais.com
住所:Pont Alexandre III / 1,avenue winston churchill 75008 Paris
Tel : 01 42 56 42 42
メトロ :1・13番線 Champs-Elysees-Clemenceau下車 徒歩3分
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