今日、友人のお店でシャンデリアに出会いました。
シャンデリアにはいろんな形がありますが、これは丸みのある重いクリスタルガラスをふんだんに使った19世紀のはじめに作られたもので、18世紀の時代の雰囲気を残した私の好きな形です。
もっと古い時代や18世紀には、ガラスではなく本物のクリスタル(水晶)で作られているものもあります。
もちろん王様の宮殿でしかそのようなものは見られませんでしたが・・・
18世紀以降のフランスで、質の良いクリスタルガラスが作れるようになってから水晶がガラスに変わりました。
これくらいの大きさでしたら約40kgあり、部屋につるすのには専門家に頼まなければなりませんが、小さなものでしたら自分で天井へつける人もいます。
フランスのアパルトマンの天井にはたいてい太いメタル製の鍵フックが備え付けてありますので、そこへシャンデリアのチェーンをかけ、つるします。
昔はろうそくを立てましたが、今はコードを通しろうそくの形をした電気製のライトをセットし使います。
写真のシャンデリアはセットしたものです。
もちろん、光がそばになくても部屋のライトできらきらと輝きますのでつけない場合もおおいもの。
こんな古いクリスタルガラスのシャンデリアが一つ部屋にあれば、きっと夢のような心地になるでしょうね・・・とてもフランスらしいオブジェの一つです。