先日、友人宅へお茶の時間におよばれがありました。
8月は休業中のパティスリーも多く、どこのお菓子がいいかしら???
グルメの彼女ですから美味しいものを・・・と思案しながらリヴォリ通りを歩いていましたら、目の前に飛び込んできたのが「アンジェリーナ」。
回廊にはみ出す程の人の列、どうやらサロン・ド・テの順番待ちのようです。
ここは1903年創業のパリでも老舗のパティスリーの一つ、
ベル・エポックの華やかな時代、作家のマルセル・プルースト、ココ・シャネルやポール・ポワレなどのクチュリエや、王侯貴族など、上流階級の人々に大変な人気がありました。
シャネルでは、今でもショーのお土産には「アンジェリーナ」のお菓子を添えるそう、
もう100年近くのお付き合いですね。
店内はまさにベルエポック。
当世一代の建築家と言われた二ルマンが作り上げ、エレガントな内装は当時そのままに残されています。
ここで最も有名なのは「モンブラン」
持ち帰りもでき、ショコラ色に金の文字で「ANGELINA」と小さく入ったシックな箱に詰めてくれます。
ここへ来る殆どの人のお目当てです。
加えて私の大好きな隠れた名品がありますので、ご紹介します。
それは、「ショコラ・ショー」
フランス語で「ホットチョコレート」のことで、自宅で簡単に作れる粉末を売っています。
作り方も簡単。
お鍋にショコラの粉を入れ、お湯を注いでとろりとなるまでかき混ぜて作ります。
好みでミルクやフレッシュクリーム、砂糖を入れるのも美味しいです。
パックになっていますので、持ち帰りも楽。
なかなか美味しいショコラ・ショーには出会えませんから、お好きな方にはお土産にも最適です。
店員さんも黒のワンピースにしろのフリル付きエプロン、とベルエポック期そのままの装いでとても可愛らしい感じです。
サロン・ド・テは、当時のままに残されて180席ほど、そう広くありませんのでよく行列ができています。
一時味が落ちましたが、去年からパティシエが代わり往年の美味しいアンジェリーナに戻りました。
パリで一番と言われる「アンジェリーナのモンブラン」
お土産はそれに決めました。
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ANGELINA
開店時間 : 毎日 9h à 19h
アドレス : 226 rue de Rivoli, 75001 Paris
tél. : 01 42 60 82 00
少しですがお店の様子がわかる
ウェブサイトです。
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