前回のお話
「アンティークレース物語 6」より・・・
「 プント・イン・アリア 」 ~ イタリアの空中レース ~
ここはヴェネチィアの運河のほとり。。。建築がまるでレースのようなイタリアの修道院で、刺繍を日課にしていた尼僧や王女達。
作り続けるうち、布地を切り取って糸で模様をつけオープンワークのアイデアを出し、ついには布を使わずに、糸と針だけで「プント・イン・アリア」というレースを作り上げます。
これがレースの始まり。
レースとは 「 糸 」だけでつくられたもの。
「 プント・イン・アリア 」
イタリア語で「 空中 針レース 」
アリアは「 空中 」、まるで空中で作られたように「 布がない糸だけの装飾品 」と名付けられました。
模様はシンプルな幾何学から、花、風俗模様、動物、唐草などのいろんなデザインで作られます。
この16世紀のレースは、真ん中に噴水の両隣に孔雀、花をついばむ鳥のデザイン。
ヴェネティアに輸入されるインドやペルシャの装飾で、貴婦人たちに好まれました。
このレースの一つ一つのモチーフを繋いでいるのが「 ブリッド 」という、つなぎ線。
「 ブリッド 」にまつわる海の恋人達と珊瑚の物語は 「 アンティークレース物語 8 」へ続く・・・
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