フランスに梅雨はないはず・・・なのですが今年の6月は雨の日が多い初夏になりました。
曇り空のパリ、「オペラ座」から「アヴニュー・ド・オペラ」(オペラ大通り)を眺めています。
雨の日、みなさんはどんな風に過ごされますか?
外にでるのもおっくうな雨の休日、お家でゆったりと♪ 音楽を聞くのも良いですね ♪
今日はフランスの音楽とバレエの殿堂そして「オペラ座の怪人」の舞台となった、パリ・オペラ座をご紹介します。
第二帝政時代、ナポレオン3世の命により1875年にシャルル・ガルニエの設計で建てられました。
怪人が住んでいるのでは?と思われるほど、場内は光に満ち陰に彩られたロマンティックな場所。
正面から入ると大階段の広間に出迎えられ、観劇者はここで演目の始まりを待ちます。
昼間は観光客に開放されていますので、隅々まで観賞する事ができます。
(公演の練習中は舞台内を見ることができない場合もあります。)
暖かみのあるオレンジ色の光が石造りの建物を照らし、豪奢でゆったりとした雰囲気は、私達の気持ちをいやがおうにも高揚させてくれますね♪
ここは2階の回廊・・・作曲家の彫像が建ち並び、木の扉から桟敷席へ入ります。
アントラクト(幕間)は30〜40分あります。
シャンデリアと鏡の大広間には蝶ネクタイのギャルソンが仕切るビュッフェが出ますので、シャンパンやお菓子をいただきながら楽しみます。
鏡の間の周囲にもシャンデリアの回廊が取り囲んでおり、開演日は人々で一杯になります。
音楽の宵、ざわめきが聞こえてきそうですね・・・
オペラ座内には、19世紀から現在までの台本や舞台装飾の資料館があり見学もできます。
今の天井画はロシアの画家マルク・シャガールの作ですが、建設当時はこんなアイデアもありました。
初夏のオペラ座の夜、どんな装いが素敵でしょう? と考えますと・・・
フランス的な「プチ・ローブ・ノワール」と呼ばれるシンプルな黒のワンピースにブローチをこんな風に飾ってみるのはいかがでしょう?
19世紀末、
人々はこんなドレスでオペラを楽しみました。
こんなブローチも素敵ですね♪⇨
Entrez !
雨の休日、 レコードから聞こえる歌姫の美しい声と雨音のアンサンブルを楽しむのもすてきな過ごし方ですね♪
パリ・オペラ座では、オペラのみならずパリ・バレエ団の公演もあります。7,8月はバカンスでお休みですが、9月から始まりますのでパリに滞在予定の方はぜひ足を運んでみてください。
雨の多い6月、でも明日は久しぶりに良く晴れた日になりそうです。
日本は梅雨ですね・・・七色の紫陽花がきれいな頃でしょうか?
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マリールイーズからのパリ便り Vol.8 2009.6.19
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